免疫ミルクトップ > わんにゃんWalker2020年度下期

●わんにゃんWalker 2020年10・11月号
 筋トレわんわんが紹介されました。P2

見るではなく診ることを大切に
私たち獣医師が大切にしていることは、飼い主さんも動物たちもHappyになれることだと思っています。そのために重要だと日々心掛けているのは飼い主さんと丁寧にお話しをすること。自分たちはこれを30年間大切にしてきました。インフォームドコンセントがなくては、本当の意味での治療は進まないのです。

動物たちの健康が環境因子(飼育環境や生活時間など)と深く結びついていることは案外知られていないかもしれません。時には、生活環境を変えていただかなくては薬だけ飲んでいても治らないことに遭遇したりします。今まで蓄積した長年の経験と飼い主さんとの会話の中でヒントを見つけられたときは安堵し喜びも感じたりします。

 ですが、私たち獣医師ができることは、ほんの一部かもしれません。院内の検査設備の充実はさることながら時には徹夜の看護ができたとしても、毎日一緒に暮らす飼い主さんに薬を飲ませてもらったり食欲の有無や排便や排尿の状態に至るまで観察をお願いしているのは事実です。そんな飼い主さんの負担を減らすためにもお薬を喜んで食べてくれることはかなり重要だと感じます。

 病院には循環器疾患や腎臓疾患の動物たちが多く通っています。これらの疾患では体重が減りがちになります。
意外に知られていないのは、病気になると1日の必要なカロリーが増加するという事実です。1頭1頭動物たちの性格が違うように治療の仕方も処方するお薬も異なると考えています。ですが、ご飯にお薬を混ぜたためにご飯を食べなくなることは絶対に避けなければなりません。薬を美味しく飲んでもらう。同じことがサプリメントにも言えると思っています。

将来予想される疾患の予防
 動物たちを見ていると、将来の健康状態がわかることもあります。将来かかるであろうと思われる疾患が予測できるのであれば、少しでも予防をしてあげたいと考えています。そのためでしょうか、当院に来てくれる動物たちはお年寄りが多いです。16歳なんてまだまだと、待合室では飼い主さんたちの年齢談義が聞こえたりします。お年寄りが多いので、いつ何時容態が悪くなっても緊急対応できるように院内検査機械は常に充実させるように心がけています。ですが、検査結果が全て正常値だから大丈夫です!と言えるのでしょうか?実は検査データーを読みとく技術がないと、将来忍び寄る病魔に早めに警鐘を鳴らしてあげられないのです。それはとても残念なことだと思っています。

 ところで、加齢に伴う筋肉の減り方は動物も人間と同じなのです。残念ながら動物の筋肉量をグラムで測る検査機器はありません。時折、郊外を散歩しているワンちゃんの後ろ姿から将来歩けなくなるなと、診察してしまうことがあります。こんな時こそ筋肉強化のサプリメントが効果的なのに、と考えます。「筋トレわんわん」は当院の飼い主さんのご協力をいただき、イヌを対象として試していただきました。初めはおやつ代わりの感覚でいらした飼い主さんでしたが、時間の経過とともに肢をあげておしっこができるようになったりお話される飼い主さんが増えてきました。

高橋誠院長 プロフィール
1980年 北里大学卒業
1992年 どうぶつ病院東橋本開院

 

 

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